- 家庭教師の教材ってどんなものを使うの?
- 家庭教師会社で販売されいる教材を買った方がいい?それとも自分で用意する方がいい?
- 自分で買うとしたらどんな教材を選べばいいの?

教材って家庭教師会社におすすめされたものを買った方がいいのかな?
それとも自分で用意したほうがいい?どんな教材を使ったらいいんだろう?

どんな教材を使ったらいいのか悩むよね。今回は、教材選びのコツを教えちゃいます!
こんにちは!勉強苦手っ子のための家庭教師、こころ先生です♪
勉強に不可欠なものといえば、【教材】!!これがないと勉強が始められませんよね。
ところで、教材ってどんなのを使えばいいのか悩みませんか?
特に、家庭教師派遣業者の場合、自社で教材を作って販売をしている会社もあり、家庭教師の派遣とセットで教材の購入も勧められることがあります。
その場合は、やはり教材も一緒に買った方がいいの…?
それとも、自分で教材を用意したほうがいい…?
家庭教師をうまく活用するためにも、教材選びはとっても重要なので、家庭教師で使う教材選びに悩んでいる方は読んでみてくださいね♪
家庭教師で教材は何を使う?
家庭教師で使う教材の多くは、以下の4パターンです。
- 手持ちの教材(学校のテキスト・ワーク・通信教育の教材など)
- 家庭教師業者で販売されている教材
- 家庭教師の先生が準備した教材
- 市販の教材(自分で選ぶ)
詳しく説明しますね。
1.手持ちの教材
学校の教科書やワーク、プリントの他に、通信教育の教材、インターネットで無料ダウンロードできるプリントなどを使うパターン。
手持ちだとお金がかからないので、まずは手持ちの教材を家庭教師で使えないかを考えてみましょう。
不登校のお子さんは、学校のワークを活用しよう!
不登校のお子さんは、学校のワークが空白のまま保管されていることが多いです。
定期テスト前には、ほとんどの学校では、ワークの提出が課題として出されます。
家庭教師の授業で、少しずつ解いていけば、ワークの提出時期に間に合います。
提出物は、内申点にもつながってくるので、家庭教師の授業でぜひ活用しましょう!
2.家庭教師業者が販売している教材
自社で開発した教材を販売している会社もあります。
お値段は市販より少し高めのものから数十万~百万超えの教材まであります。
ここで注意しておきたいことは、高額な教材は買わなくてよいということです。
私がこれまで見てきた中で言えることは、【市販の教材と内容はほぼ変わらない】ということです。
高額だからといって、内容が良いものかと思われるかもしれませんが、経験上、教材の内容は大きく違いはありませんでした。
どちらかというと、難易度は教科書レベル同等~高めだったので、勉強が苦手なお子さんにとってはとても使いづらかったです。
保護者のお話によると、高額なローンを組んで1年分または3年分の教材をまとめて購入しているパターンが多かったです。
おそらくですが、「教科書を網羅している」「問題量もたくさんあるのでたくさん演習できる」「3年分の教材と考えると、値段的にはあまり変わらない」「1か月あたり○○円と考えると値段的には高くない」「(兄弟がいる場合)下の兄弟にもおさがりで使えるからお得」などといった営業トークをされたのだと思われます。
ですが、よく考えてみてください。
3年間、本当にこの分厚い教材をすみずみまで使い倒せますか?
子どもの理解度は、刻一刻と変化し続けていきます。1年・2年・3年先はどのくらいの理解レベルにたどり着いているかはわかりません。
まとめて買うよりも、その時々に合ったレベルの教材をその都度買ってあげるほうがよいのではないでしょうか。
ちなみに、家庭教師の先生の多くは、家庭教師会社が販売している高額教材についての詳細情報はほとんど知らないまま教えに来ています。
教材についての苦情は、家庭教師の先生ではなく、会社の本部の方に連絡を入れましょう。
私も、家庭教師の会社やご家庭から「この教材を使って教えてください」と指示があったので、使いにくいなぁと思いながら使って教えていましたが、最後の最後の授業で保護者の方からポロっと「この教材○十万円したんです…」と聞いたときは目玉が飛び出そうなくらい驚きました(笑)
3.家庭教師の先生が準備した教材
家庭教師の先生によっては、お子さんの理解レベルに合わせて、教材を準備してくれることもあります。
先生が実際に使って、わかりやすかった教材などをおすすめしてくれることも多いです。
現在は、インターネット上にも無料プリントが掲載されているので、そのようなものを印刷して使用する場合もあります。
4.市販の教材(自分で選ぶ)
手持ちの教材で使えそうなものがない場合は、自分で教材を準備する方法があります。
市販の教材を自分で購入する場合、教材選びのポイントがいくつかあるので、次の章で解説しています。
どんな教材がいい?家庭教師で使用する教材の選び方
自分で教材を購入する場合、どんな視点で教材を選べばいいかについて、7つほどポイントがあります。
- 目的にあったもの(教科・単元など)
- 子どもの理解力にあった内容のもの
- 家庭教師の先生が教えやすいもの
- 値段は1000~3000円くらいのものでOK
- 薄めの冊子のもの
- 答え付きのもの
- ページがばらばらにならないもの
ひとつずつ解説しますね!
1.目的に合ったもの(教科・単元など)
どの教科を中心に教えてもらうかを決めたら、その教科の教材を探しましょう。
前の学年にもどって苦手克服をしたい場合は、前の学年の教材を探しましょう。
特に苦手な単元がある場合は、そこを重点的にまとめてある教材を探しましょう。
受験対策で、3年間のおさらいをしたい場合は、3年分の単元が網羅している教材を選びましょう。
2.子どもの理解力にあった内容のもの
お子さんの現在の理解度に合った教材を選ばないと、お子さんも理解ができません。
理解ができないと、勉強の楽しさを感じられず、ますます勉強が苦痛になってしまいます。
基礎的な内容を丁寧に解説してくれている教材、教科書レベルの基礎問題多めのもの、応用問題の量が少ないものを選びましょう。
3.家庭教師の先生が教えやすいもの
教える先生が使いやすい教材であることも重要です。
指導経験が豊富な先生は、使いやすい・わかりやすい・おすすめな教材を知っている先生もいるので、先生の意見もぜひ聞いてみてください。
4.値段は1000~3000円くらいのものでOK
高額な教材を買う必要は全くありません。
「高額な教材だから中身もきっと良いものだろう」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
一般的な参考書の値段の相場は、1000~3000円くらいです。
そのくらいの教材で十分です。
5.薄めの冊子のもの
これはよく言われていることですが、分厚い教材を1回解くよりも、薄めの教材を何回も繰り返し解く方が定着しやすいです。
なぜかというと、一度解いた問題を繰り返し解くことで記憶が定着しやすくなるからです。
また、薄い教材の方が解き終わるのが速いため、達成感を味わいやすいというのもポイントです。
はじめは、勉強に対するモチベーションも高いため、分厚い教材を買いたくなる気持ちもわかりますが、分厚い教材をすべて解き終わるのはなかなか難しいです。
6.答え付きのもの
答えがついていない教材でも教えられるのですが、毎回毎回先生が問題を考えて答えを出さないといけないので、その分の時間のロスがもったいないです。
また、先生も人間なので、ケアレスミスや勘違いが起こらないとも限りません。
そういったことを防ぐためにも、答えがついている教材の方がよいです。
また、答えがついていることで、家庭教師以外の時間でも自学をすすめられるのもメリットです。
ただし、中には答えをそのまま丸写しして、宿題を提出してしまうタイプのお子さんもいるので、その辺の見極めは慎重にする必要があります。
その場合は、答えを先生または親に預かってもらうなどの対策をとっておいた方がいいでしょう。
7.ページがばらばらにならないもの
自社販売の教材は、ルーズリーフ式になっていることが多かったです。
取り外しが自由なことで、使用するページのみを取り出せるように、使いやすさを考えてのデザインなのかもしれませんが、正直に言うと使いにくかったです。
あと、ページをなくしてしまいやすいのがデメリットです。
几帳面な子は管理できるかもしれませんが、ほとんどの子の場合、いちいちファイルに戻すのが面倒で、そのままバインダーに適当に挟みっぱなしにする子も多く、そのままページがどこにいったかわからなくなってしまいがちでした。
プリントを取り出さないで使う方法もありますが、ほとんどの場合、分厚い・バインダーの器具が手に当たってしまうので、ページを取り出さないと学習しにくかったです。
他にも、受験生を担当した時に、市販の過去問を購入したのですが、冊子ではなく1枚ずつページをペリペリとはがせるタイプの教材だったので、使っているうちに勝手にばらけていく…そして管理が大変になる…というのを経験しました。今思えば、初めにホッチキスで止めておけばばらけずに済んだかも。
些細なことですが、気が散ってしまったり、イライラの原因になったりするので、勉強以外に余計な気をまわさなくて済むようにするためにも、ページがバラバラにならない教材をおすすめします。
まとめ
教材は、基本的に手持ちのものでOK!
そして高額すぎる教材は買わなくてOK!
お子さんや先生が使いやすい教材を用意してあげてくださいね♪
以上、こころ先生でした。ではまた♪